エモエモ日記 #11 「ちーちゃんはちょっと足りない」
- 岩塚光希
- 2018年12月13日
- 読了時間: 3分
【読まなくていいところ】
冬物の服がない。そもそも服を買うタイミングがわからない。セールの時期とか、そういうことではなく、「そうだ!服を買おう!」となることが少ない。今は春物と春物を重ね着することで寒さを凌いでいる。寒い。凌げていない。このままパーカーonパーカーという馬鹿みたいな服装で風邪を引いて死ぬのが先か、パーカーonパーカーという馬鹿みたいな服装を馬鹿にされて羞恥心で死ぬのが先か。ねえ、どれが いい?(子供の頃やたら読んだ絵本のタイトル)
【寿限無】
寿限無 寿限無 和尚のモルヒネ 買い出しついでに有毒シャンプー 飲んでる坊主 マーシャルアーツ プードルやたらにスる泥棒 品川庄司の村興し 解雇 逮捕 来世は乳飲料 乳飲料の無いインド 高速道路をぶん殴ろうよと仰る近所の暴力少女 そっすね
【ちーちゃんはちょっと足りない】

「ちーちゃんはちょっと足りない」という漫画が、現在4話まで無料で公開されている。
2013年に第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて新人賞を受賞した作品。
現在公開中の話までは可愛らしいコメディ。
だが、話が進むにつれてこの作品の本質が見えてくる。
胸を抉られるような苦しさと、安心してしまうような虚しさ。
丁寧に描かれていて面白いので、ぜひ。
阿部共実さんの漫画は「大好きが虫はタダシくんの」という短編で知った。
大好きが虫はタダシくんの
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=19369664
阿部共実さんの作風は基本的にはコメディだ。不器用だったり、生きるのが下手くそな人間が作品には多く登場する。だが、「大好きが虫はタダシくんの」に登場する志織は、著しくコミュニケーション能力が低下している。
その惨めさは、コメディに登場するキャラクターに通じる部分はあるはずだ。なのに、笑うこともできず、あまりにも惨めに思えてしまう。
現在無料公開中の「ちーちゃんはちょっと足りない」に登場する「ちーちゃん」。彼女も周りと同じようにはいられない人間。だが、彼女は志織とは違って「コメディ」に近い立ち位置にいる。作風もかなりコミカルだ。
同じ不器用な人間でも、描き方によって大きく見方が変わってくる。
それは漫画でもそうだし、現実でもそうだ。同じ人間でも、見る角度によって喜劇の面と悲劇の面が存在しているように見えるだけ。「悲劇のヒロイン」など本当は存在しないのかもしれない。
阿部共実さんの漫画についてはいろいろ語りたい。けど、いずれ。
【自由律俳句】
お前に娘はやらんと猫にも言われる
君から貰った金魚を食べて泣く
暖房器具が便座のみ
ふいに思い出したけど、昔のゲーセンにあったじゃんけんする豚のゲームみたいなやつ、もう消えちゃったのかな。別にあってもやらないからいいけど...
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